※役職名は執筆当時のものです。
現在私は、杏林大学医学部法医学教室に所属し、実務として主に法医解剖を行っています。法医解剖には、死因不明のご遺体や事故などで亡くなられたご遺体に対して行う行政解剖と、事件によって亡くなられたご遺体に対して行う・・・
よく「光陰、矢の如し」と言われますが、時の経つのは本当に早く、季節はいつの間にか晩秋になろうとしています。今年の夏は記録的な猛暑で、全国各地で「最高気温の更新」というニュースが聞かれました。アテネオリンピックで・・・
エンバーマーとして日々の職務を行っていく上で、とかく技術や薬品、備品等のテクノロジーの方面が注目されがちです。もちろん技術も日々の経験の中できちんと磨いていく事が大切ですし、テクノロジーの意味でも他の分野から・・・
■「桜」と共同性
私が活動している「市民団体・エンディングセンター」は、その前身を「21世紀の結縁と葬送を考える会」と言った。発足は一九九〇年七月。それから数えて一五年目の今春、数年来あたためてきた・・・
社葬の研究に着手してから数年が経つ。この間、共同調査をした研究仲間と一緒に「社葬の経営人類学」(拙編、東方出版)を刊行したが、その後も機会を見つけては社葬の研究に取り組んでいる。公益社には大阪ドームの社葬に関する調査で・・・
日本に帰国してから約一年半に渡って、高校を卒業したばかりの学生、社会人経験をもつ者、そして、葬儀の実務経験のある方々まで専門学校というチャネルを通じて接してきましたが、最近気づいたことがあります。葬儀というビジネスに・・・
世界約30ヵ国の「墓」研究を始めてはや十六年を迎えた。とはいえ最初から「墓」を研究テーマにした訳ではない。短大、四大、大学院を通して専攻したのは、日本近代文学。文学と宗教(キリスト教)を中心として、卒論はそれぞれ・・・
葬儀には様々な段階がある。
死者と別れると共に新しい関係を築く「悲しむ営み」であり、それがゆるやかな段階を伴う癒しのプロセスである。
四年前ドイツで生活していたときに一人の学生と交わした短い会話が・・・
時代がいかに変わろうとも、
人の心はそんなに簡単には変わらない。
大切な人を亡くした悲しみを乗り越えるには、今も昔同様、十分な時間が必要となる。
先日、叔母が亡くなりました。享年七十五才ですから、現在の平均寿命に ・・・
・火葬の一時禁止と取締りの対象へ
日本は火葬の国である。上代より仏教と共に移入されたといわれるこの葬法が、近代にあっては衛生的に理にかなうとされ、近代国家の中でこれほど普及している国はない。日本では亡くなられた方の・・・
公益社でご遺族のケアを始められるそうだとお聞きしたのは昨年の秋のことでした。ご遺族のためのサポートグループのファシリテーター(進行役)としてお手伝いをすることになり、これまでに四回参加させていただきました。日本において葬儀会社が・・・
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